毛穴の開きやシミなど肌トラブルの悩みは多くの人が抱えていますが、ツヤツヤできれいな肌の人は一体どんなスキンケアをしているのでしょうか。
肌をきれいにする方法を習得するために、肌トラブルが起こる原因を知り、日頃のスキンケア、生活習慣、食生活を見直して、美しい肌へと導いていきましょう。

- ■この記事の監修者
- ■美容皮膚科医 木村なお先生
- 久留米大学医学部卒業。学生時代に自身もお肌トラブルに悩んだ時期があり、美容皮膚科で治療を受けたことがある。その経験を通して、外見のお悩みの解決が日々の幸福度を上げると実感し、美容医療に興味を持つようになった。現在は、美容皮膚科医として日々診療において美肌作りをサポートしている。
目次
美肌の大敵のトラブルはこれ!
できれば無縁でいたい毛穴の開きやシミ、くすみ、たるみ、肌荒れ。
こういった肌トラブルは美肌の大敵です。
吹き出物が出来たり、毛穴の開きが目立ったり、シミが現れるとお肌が汚く見えてしまい、お肌もきれいに見えませんよね。
しかも、鏡を見るたびに自分のお肌にガッカリしてしまいますよね。
肌をきれいにする方法の前に、どんなトラブルがどのような原因によって起こるのかチェックしていきましょう。
毛穴
「毛穴が目立つ」という悩みには、お肌がザラザラして見えたり、毛穴が大きく見えたり、シワのように見えるなど、そのトラブルの原因は1つではありません。
これらの状態が一つでもあるとお肌がきれいに見えませんよね。
主な毛穴トラブルの種類と原因はこちらです。
- 詰まり毛穴・黒ずみ毛穴
- 毛穴に古い角質や皮脂が混ざり合って角栓となり、毛穴が目立つようになる。主に皮脂分泌の多い鼻や額に多いのが特徴。
- 毛穴の開き
- 生まれつき皮脂腺が大きく、皮脂の過剰分泌が原因。乾燥によって毛穴の開きが目立つ場合もある。
- たるみ毛穴
- 肌のハリや弾力を保つ真皮層のコラーゲンやエラスチンの老化・減少し、皮膚のたるみが起こることで毛穴がしずく型に垂れ下がることが原因。主に頬によく見られる。
くすみ
肌のくすみが起こると顔色が悪く見えたり、化粧のノリが悪くなったりしてしまいます。
きれいに魅せるためにも、くすみにも種類があり原因や症状が異なることを理解しましょう。
- 角質肥厚型
- ターンオーバーの遅れが原因で角質層が厚くなり、肌が灰色がかっているようにくすむ
- 乾燥型
- 肌の水分が失われるとそれを補うために角質肥厚と同じような状態になり、肌の透明感が失われる。
- 血行不良型
- 睡眠不足や冷えなどが原因で血行が悪くなり、青黒っぽく肌がくすむ。
- 糖化型
- 肌内部でたんぱく質と糖が結びつく糖化が起こり、老化物質が生成され、肌が茶色(黄色)くすむ。
たるみ
肌のたるみは、皮膚の弾力の低下や表情筋が衰えることで、脂肪を支えることができなくなり、肌全体にたるみが生じます。
たるみが生じると目元やあごにも多く現れてシワを引き起こす原因にもなります。
特に頬の脂肪がたるんでくると「たるみ毛穴」が現れたり、小鼻から口角にかけてできるシワ「ほうれい線」が目立ちやすくなったります。
見た目の年齢を最も大きく左右する肌トラブルとも言えます。
きれいになるには、たるみを解消することが必要ということになります。
シワ
シワは、表情筋の運動の繰り返しで皮膚表面に細かい溝ができたものですが、小ジワと深いシワでは原因が異なります。
- 表皮性シワ(小ジワ)
- 乾燥によって肌表面のしなやかさが損なわれ、表情の動きに沿って表面にシワができる
- 真皮性シワ(深いシワ)
- 紫外線や加齢が原因で肌内部から柔軟性や弾力が失われることで深いシワができる
表皮性シワは、目元と口元にできやすく、真皮性シワは、目尻・口元・額・眉間ができやすい部位です。
若いときは肌に弾力があるため、一時的にできたシワはすぐに戻りますが、年齢とともに肌の老化が起こり弾力も低下すると、一時的なシワも戻りにくくなり深いシワができます。
シミ
シミが起こる大きな要因は「紫外線」です。紫外線に当たることで、メラニンの増加が起こり、シミができやすくなります。
紫外線の他にもホルモン・外的刺激・ストレスなどが原因で起こるシミもあるため、種類も多岐にわたります。
- 老人性色素斑(日光性黒子)
- 紫外線の影響によるシミ。シミの中で最も多いタイプ。
- 肝斑
- 女性ホルモンのバランスの乱れなどによるシミ。30代~40代に多い。
- 雀卵斑(そばかす)
- 遺伝的なシミで幼少期ごろから現れ、次第に減少する。
- 炎症性色素沈着
- ニキビ跡や虫刺され、炎症による跡が色素沈着したシミ。
肌をきれいにする方法とは
肌トラブルの原因や特徴を見てきましたが、実際に肌をきれいにするためには、どのようなことをしていけば良いのでしょうか。
肌をきれいにする方法のポイントについてお話しします。
紫外線対策をする
肌にもっとも悪影響をおよぼすのが紫外線です。
肌老化の約80%が紫外線(光老化)による影響と言われています。
しかも、紫外線に当たった時間と強さに比例するため、日焼けを繰り返した人ほど肌老化は進み、実年齢よりも老けて見える人も少なくありません。
それほど紫外線は美肌にとって大敵であるため、健やかできれいな肌を維持するには、日焼け止めなどによる毎日の紫外線対策が重要なのです。
保湿をしっかり
健康なお肌は水分と油分のバランスが整っていますが、皮膚のバリア機能が低下し、バランスが崩れてしまうと水分を維持することもできなくなり乾燥を招きます。
肌が乾燥するとさまざまな肌トラブルの元となるので、お肌をきれいにするために、毎日のスキンケアではしっかりと保湿をすることが大切です。
- 化粧水
- 乳液
- クリーム
これらのスキンケアアイテムで、乾燥から皮膚を守るためにも水分を与え、さらに皮膚からの水分蒸発を抑える保湿ケアをしっかり行いましょう。
肌に摩擦や刺激を与えない
皮膚は、外側から表皮・真皮・皮下組織の3層で構成されています。
厚さは部位によって異なりますが、平均すると2mm程度です。
その中で表皮はわずか0.2mm程しかなく、目元となるとたった0.02mmしかありません。
このようにとても薄く繊細な皮膚に過度な摩擦や刺激を与えてしまうと、シワ・シミ・たるみなどを起こす原因となってしまいます。
何気ない日頃の行動で、肌に摩擦や刺激を与えないように注意しなければなりません。
生活習慣を見直す
肌をきれいにしようとスキンケアを一生懸命おこなっても、それだけでは美しい肌を育むことはできません。日頃の生活習慣の乱れはお肌の乱れにつながります。
- 毎日、熟睡できていますか?
- 栄養バランスのとれた食生活ができていますか?
- 適度な運動を習慣にしていますか?
- ストレスは溜まっていませんか?
規則正しい健康的な生活こそが、美しい肌づくりの秘訣です。
今一度、日頃の生活習慣を見直すことが大切です。
肌をきれいにする方法①紫外線対策をする
肌トラブルを起こさず、きれいな美肌にするためには「紫外線対策」が欠かせません。
紫外線は1年の中で春の4~5月にかけて急速に増え始め、ピークが9月まで続きますが、冬や曇りの日でも油断は禁物です。
肌をきれいにする方法として、日焼け止めの塗り方や注意すべきポイント、またうっかり日焼けをしてしまった時の対策もチェックしていきましょう。
日焼け止めを塗る時の注意
お肌をきれいに守るための日焼け止めの効果を最大限に発揮させるには、使用する量や塗り方に注意が必要です。
使用量が少ないと紫外線カット効果が下がってしまいます。
説明書の量を守って使用することが大切です。
また、高いSPF、PAの日焼け止めを塗ったからと言って、1日中安心できるわけではありません。
汗や皮脂でメイクが崩れたときは日焼け止めも落ちています。
特に夏は汗をかきやすいので日焼け止めも落ちやすいです。
しっかり紫外線対策をするなら2~3時間を目安に、一日に何度か塗り直すことが大切です。
日焼けしやすい部分(鼻や頬)は重ね塗りをしましょう。
ファンデーションを重ねて塗るとより確実に紫外線をカットできます。
日焼け止めの選び方
日焼け止めを選ぶ際にチェックしたいのは、「SPF」や「PA」といったサンケア指数です。
「SPF」はUV-Bを抑える効果、「PA」はUV-Aを抑える効果を表す指標で、SPFの数値とPAの「+」の数が多いほど、紫外線の防止力が高くなります。
- 【シーンに合わせた日焼止め・サンケア指数の目安】
- 買い物・通勤
SPF10~20 PA+~++ - 屋外での軽いスポーツ・レジャーなど
SPF20~30 PA++~+++ - 海や山でのスポーツ・レジャー
SPF30~50+ PA++~++++ - 特に紫外線が強い炎天下
SPF40~50+ PA++++
このように使用するシーンに合ったものを選びましょう。
また、日焼け止めにはテクスチャーの種類がいくつかあります。
べたつきにくく伸ばしやすい物なら「乳液」「ジェル」タイプ。
落ちにくく耐水性の高さで選ぶなら「クリーム」「ウォータープループ」タイプが適しています。
テクスチャーは自分の肌質や好みに合わせて選びましょう。
内側からの紫外線対策
紫外線対策は外からだけでなく、身体の内側からもアプローチすることができます。
毎日の食事の中で、抗酸化作用があるビタミンC、ビタミンE、ビタミンAといった栄養素を積極的に摂とりましょう。
そのことにより、紫外線によって体内に発生する、きれいの大敵、活性酸素を除去し、シミやそばかすを予防する効果が期待できます。
また、強い抗酸化作用のあるサプリメントの「飲む日焼け止め」は、活性酸素の発生を予防する効果が期待できるため、手軽に内側から紫外線対策をすることができます。
飲む日焼け止めだけで日焼けを防ぐことはできませんが、より効果的な紫外線対策をおこなうなら外側と内側からダブルでアプローチするのも良いでしょう。
日焼けをしてしまったら
もしも、うっかり日焼けをしてしまった場合には、72時間以内にアフターケアをしましょう。
シミやシワの原因となるメラニンが生成されるのが、紫外線を浴びた72時間後と言われています。
赤く火照ったお肌は炎症を起こしている状態です。
まずは、シートマスクなどでクールダウンすることが大切です。
お肌が落ち着いてきたら、美白有効成分の配合されている化粧水や美容液でしっかりと保湿しましょう。
ただし、日焼けで火傷のような強い痛みや水膨れなどがある場合は、自己判断で対処せずに皮膚科を受診するようにしましょう。
肌をきれいにする方法②保湿をしっかり
お肌の乾燥はさまざまなトラブルを引き起こす要因となるので、美しい肌作りには保湿をしっかりとすることが必要不可欠です。
肌を乾燥から守るために、どのようなケアをすると保湿をしっかりできるのでしょうか。
正しいスキンケア
しっかり保湿をするには、基本となるきれいになるための正しいスキンケアの手順を今一度確認してみましょう。
正しいスキンケアの手順
-
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
※この順序は基本的なもので、商品によって使用するタイミングが異なる場合もあります。
それぞれのアイテムには役割があるので、正しい手順でスキンケアをおこなうと効果を最大限に引き出すことができます。
さらに保湿力が高い成分が含まれるスキンケアアイテムを取り入れることで、お肌のうるおいを高める効果が期待できます。
湿度に気をつける
肌にとって適切な湿度は65~75%だと言われています。
冬は湿度がさがり空気が乾燥しやすくなる時期です。
全国的に平均湿度が低い12月~2月は東京都の平均湿度が60%を下回ります。
この時期、室内でエアコンや暖房を使用すると湿度がさらに下がります。
湿度が50%以下になると、お肌の水分が急激に蒸発しやすくなり乾燥が進むので、湿度計や加湿器を利用して湿度を適切に保つことも大切です。
加湿器が無い場合でも、濡らしたタオルや洗濯物を室内で干したり、入浴後のお風呂のドアを開放しておいたりすることで手軽に加湿することができます。
肌をきれいにする方法③肌に摩擦や刺激を与えない
強い摩擦や刺激が肌に与えられると、肌表面の角質層の細胞が剥がれ、肌のバリア機能が低下してしまいます。
すると少しの刺激でも肌荒れを起こしやすくなり、さらにはくすみやシミなど肌トラブルを招いてしまいます。
では、肌に摩擦や刺激を与えないようするために、日頃からどのようなことに注意するべきなのでしょうか。
クレンジングや洗顔時は注意
クレンジングや洗顔の際に、日焼け止めやメイクをきちんと落とそうと思って、指先で力強く肌を擦っていませんか?
クレンジング量や洗顔料をつけているからと言って、必要以上に擦ってしまうと角質層に傷つける原因となるため注意が必要です。
また、クレンジング剤の量が少なくても皮膚に摩擦が起きて、毛包の炎症を起こす可能性があります。
クレンジングや洗顔は、適切な量を使用し、生卵の黄身が割れないようなイメージの力加減で、メイクや汚れを落としましょう。
こする・触るはNG
肌をこする・触るクセはありませんか?
前髪が当たるだけでも皮膚への刺激になるというのですから、どんな小さな刺激も肌にとってはダメージになります。
- 目を擦る
- 顔を触る
- 髪をかきあげる
- 口に手を当てる
- パチパチとたたきながらスキンケアをする
このような肌を「こする」「触る」という行為を繰り返していると、肌荒れやシミ、くすみ、しわ、たるみを引き起こす要因となってしまいます。
触るクセがある方は意識的にやめるようにしましょう。
外気も刺激になる
1年の中で時々、化粧水が浸みたり、肌が赤くなったりする時期はありませんか?
その場合は、もしかすると外気や風、寒暖差が肌への刺激となっているかもしれません。
季節の変わり目などは外気の温度や湿度が急激に変化します。
肌はその変化に追いつかず、バリア機能が低下しやすくなるのです。
そのため、外部からの刺激に対して自ら守ることができなくなり、ホコリや花粉、黄砂、PM2.5などのアレルゲンに反応し、乾燥や肌荒れなどが起きてしまいます。
肌をきれいにする方法④生活習慣を見直す
美肌はスキンケアだけで作られるものではありません。
普段の生活習慣も大きく影響するので、睡眠や食事など毎日の習慣を見直すことも必要です。
肌をきれいにするために、以下のようなポイントで改善していきましょう。
睡眠の質を高める
睡眠は美しい肌をつくる秘訣です。
寝ている間に「成長ホルモン」と「睡眠ホルモン」という2つのホルモンを分泌します。
この2つのホルモンは、細胞の新陳代謝を促したり、日中のダメージを修復したりします。
誤解を恐れずに言えば、自然の美容液ともいえるでしょう。
寝るだけでこの2つの美容液が全身を巡ると考えたら、睡眠が美肌づくりの秘訣というのも納得ですよね。
逆に睡眠不足や睡眠の質が悪いと、肌の免疫力が低下し皮膚の回復力が弱まってしまいます。肌トラブルを招いたり、肌老化を進めたりすることになります。
また、十分な睡眠時間を確保することも大切ですが、睡眠の質を高める環境を作って熟睡することが美肌つくりの早道となります。
食生活を見直す
毎日の食事は、健康維持はもちろんですが、きれいな肌へ導くためにも重要な生活習慣のひとつです。
日頃から食生活が不規則だったり、栄養の偏りがあったりすると肌荒れの原因にもなります。
食事は「栄養バランス」が基本です。
タンパク質、ビタミン、鉄分など栄養素をバランスよく食事で摂取することが大切です。
とは言え、毎日しっかりすべての栄養素を摂ることは難しい日もありますよね。
あくまでも補助的な役割ですが、サプリメントで不足している栄養を補うのも良いでしょう。
今一度、日頃の食生活を見直してみましょう。
きれいな肌へ導く食べ物
栄養バランスを考えた食生活の中で、美肌に良い食べ物や栄養素も積極的に摂っていきましょう。
きれいな肌へ導く作用のある食べ物をちょっとみてみましょう。
- ビタミンA
- 肌の新陳代謝を促進。お肌の乾燥改善にも役立つ栄養素。
- ほうれん草・にんじん・カボチャ・バジル・レバー・うなぎ・乳製品など
- ビタミンC
- メラニンの生成を抑え、抗酸化作用がある。美肌には欠かせない栄養素。
- パプリカ・ブロッコリー・カリフラワー・レモン・キウイフルーツなど
- たんぱく質
- あらゆる体内の細胞を作り、美肌をキープする栄養素。
- 豆類・赤身肉・鶏むね肉・ささみ・イワシ・アジ・卵など
ストレスを溜めない
食事や睡眠と並んで美容の大敵と言われるのが「ストレス」です。
仕事や人間関係、身体的疲労など日々のストレスによって、免疫力の低下などにつながり、肌のターンオーバーを乱してしまいます。
これらは肌表面のバリア機能低下を起こすため、にきびや肌荒れ、乾燥肌、脂性肌、かゆみなどの肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。
現代社会でストレスを抱えないことは難しいですが、質の高い睡眠や軽い運動、趣味などで心身ともにリフレッシュしてできるだけストレスを軽減していきましょう。
肌をきれいにするスキンケア
毎日のスキンケアは正しくおこなえているでしょうか?
当たり前に行っているケアが、実は間違ったスキンケアで肌にダメージを与えていることも少なくありません。
クレンジングや洗顔、化粧水・乳液・美容液などの基本的なスキンケアをおさらいして、さらにひと手間加えたスキンケア方法を紹介します。
クレンジング
クレンジングをする時の最初のポイントは「適切な量を使用すること」です。(説明書に記載されている量を守りましょう)
そして、手にとったクレンジングは、比較的皮膚の厚い場所から乗せていきます。
指の腹を使って卵の黄身が割れないような力のイメージでなじませていきます。
《クレンジングをなじませる順番》
- Tゾーン
- フェイスラインや頬
- 口元
- 目元
アイシャドウやマスカラをしている目元は、最初に落としがちですが、皮膚がとても薄くデリケートな場所は最後に落としていきます。
全体になじませたら「ぬるま湯」で洗い流していきます。
クレンジングにかける時間は、つけてから流すまで1分程度を目安にすること。
落ちにくいアイメイクなどをされている場合は、肌への負担を考慮しても、専用のポイントメイク落としを使用した方が良いでしょう。
洗顔
美肌に良い洗顔は、クレンジング同様、お肌に負担をかけないことが大切です。
- 手を洗い、ぬるま湯で顔をぬらす
- 洗顔料を適量とり、水を加えながらしっかりと泡立てる
- 皮膚の厚い部位から泡を乗せて、円を描くようにクルクルとやさしくなでる
- 最後に口元・目元に泡を乗せてなでる
- ぬるま湯でしっかりすすぎを行う
肌へのダメージとなるので、ゴシゴシ擦ることはNG。
フェイスラインや生え際などすすぎが甘いと洗顔料が残りやすいです。
すすぎ残しは肌荒れの原因になるので注意しましょう。
化粧水
洗顔後の肌にコットンで化粧水を顔全体になじませ、さらに乾燥しやすい目元や頬は押さえるようになじませ、うるおいを与えます。
化粧水は、一般的な保湿化粧水の他に、美白化粧水、収れん化粧水、ニキビ用化粧水など種類があるので、悩みに合わせた有効成分が配合されているものを選びましょう。
また、肌本来の力を底上げしてくれる、再生医療から生まれた次世代化粧水にも注目が集まっています。
キレナビでも紹介しているドクターズコスメの「SAIBOWローション」は、ヒト幹細胞と植物幹細胞、EGFなどエイジングケア成分がたっぷり配合された、美容液レベルの化粧水です。
「SAIBOWローション」は、使い続けることで、角質層に潤いを与えるだけでなく、肌本来の機能を再生し、内側からハリやツヤなど肌本来の美しさを生み出す効果が期待できます。
また、「ステムセル メディ ローション」は、肌の潤いとハリをアップする可能性を秘めた国産「ヒト幹細胞培養上清液」とエイジングケア成分をたっぷりと配合した化粧水です。
肌にのばすとスッと浸透し、すみずみまですぐに潤いで満ち溢れ、美容クリニック帰りのような透明感やハリ感を実感できるでしょう。
乳液・クリーム
お肌は水分だけでなく、皮脂とのバランスがポイントです。
化粧水でうるおいを与えたら、乳液やクリームで油分を補うことが大切です。
また、目元や口元は乾燥しやすい部位なので、保湿効果の高いクリームを使用するのが良いでしょう。
エイジングサインが気になる場合は、細胞の活性・修復・再生に注目した「幹細胞コスメのSAIBOWエマルジョン」もおすすめです。
SAIBOWエマルジョンは、肌の再生と細胞修復にこだわり、ヒト幹細胞と植物幹細胞、EGFなどエイジングケア成分が贅沢に配合された乳液です。
伸びがよくサラッとした使い心地なので、ベタつきが苦手な方でも使いやすくなっています。
ツヤ感やハリ感がアップし、肌質を格上げしてくれる効果が期待できます。
美容液
ベーシックなスキンケアはしているけれど、より美しい肌を目指したいというときに取り入れたいのが「美容液」です。
美容液は、うるおい補給、美白、シワ改善などの特定の効能、効果に特化しています。
ただ、悩みが複数ある方もいらっしゃると思います。そんな場合は、トータルケアができる美容液もおすすめです。
「リフトコレクションセラム」は、美容の専門家に愛用者が多く、専門機関のアフターケアにも使用される美容液です。
これ1本で小じわ、たるみ、くすみなどのトータルケアをすることができます。
「ステムセルメディセラム」は国産の「ヒト幹細胞培養上清液」を高配合した美容液です。
肌になじませるとスッと浸透し、年齢を感じているお肌に、うるおい、透明感、ハリを与えてくれます。
+αでさらにきれいな肌へ
化粧水や乳液、美容液、クリームといった基本的なスキンケアに加えて、+αのケアをしてみませんか?
ワンランク上のお手入れをするなら、クレンジングや保湿などのお手入れを簡単にする「美顔スチーマー」がおすすめです。
しかも、クレンジング前に使うと毛穴の奥の汚れを落とし、スキンケア前ならスキンケアの浸透力を高められ、メイク前には温かい蒸気が血行を促進させるなど1台で幅広く使うことができます。
この他にも、古い角質を落とす「酵素洗顔」「スクラブ」、スキンケアアイテムの浸透力を高める「導入美容液」、保湿ケアができる「フェイスパック」、目元の乾燥とシワのケアができる「アイクリーム」「目元パック」などのアイテムもあります。
肌の悩みに合わせて+αのスキンケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。
肌をきれいにするマッサージ
ハリやうるおいのある肌を維持するためには、肌そのものの血液循環を良くすることも有効です。
そこでおこないたいのがフェイスマッサージ。
ここからは肌をきれいにするマッサージの効果と方法について紹介します。
マッサージの効果
フェイスマッサージで顔に適度な圧や刺激を加えることで以下のような効果を得ることができます。
- 滞っているリンパを流す
- 血行が促進される
- 顔の筋肉のコリをほぐす
- リラクゼーション効果
皮膚の血液循環が良くなるため、新陳代謝が促進され、肌の働きを良好に保つことができるのです。
では、実際にリンパを流したり、血行が促進されたりすることと美肌がどのように関係しているのか見ていきましょう。
リンパを流す
身体の中を巡るリンパ液には、体内で発生した老廃物を排出する役割を持っています。
リンパ液は血液のように一定の流れを持っていないので、リンパ管に老廃物が溜まり流れが滞ると、肌のコリやむくみ、たるみの原因になってしまうのです。
この滞ったリンパは、筋肉をほぐして、さらに圧をかけるマッサージなどで流れをスムーズにすることで改善できます。
日頃からマッサージなどで体内の巡りを良くしておくことも、美肌にとって欠かせないスキンケア方法です。
血行を良くする
体中に血管が張り巡らされていますが、顔も同様です。顔面の血行が良い状態でいると、皮膚の新陳代謝も肌の生まれ変わりもスムーズです。
バリア機能も高まって肌の色ツヤ、水分保持機能も維持されます。
逆に血流が悪いと新陳代謝もバリア機能も低下するため、様々な肌トラブルを引き起こしてしまいます。
血行を良くすることは、乾燥肌・むくみ・たるみ・シミ・シワなどの改善が期待でき、美肌へと導くことができます。
マッサージの方法
美肌効果のあるマッサージは、ある程度時間をかけてゆっくりとおこなうことが大切です。
そして、マッサージを行う際には、摩擦による刺激を与えないように必ずマッサージオイルやクリームを使用しましょう。
また、皮膚の表面を引っ張るのではありません。
顔の筋肉に圧を加え、血液やリンパを流す、コリをほぐすことを意識しておこないます。
それでは、リンパを流すマッサージと血行を良くする簡単なマッサージの方法を紹介します。
顔のリンパを流すマッサージ
顔のリンパの流れに沿って老廃物を流す、基本的なマッサージ方法です。
顔のリンパマッサージは手のひらでさするようにおこないますが、老廃物をきちんと流せるように、まず大きなリンパ節の流れを良くしておくことがポイントです。
- 鎖骨リンパ節をほぐす
- 人さし指、中指、薬指で鎖骨のくぼみをクルクルと円を描くようにさすります。左右の鎖骨をほぐしましょう。
- 耳介まわりをほぐす
- 両手の中指と薬指で耳を挟み、くるくると動かして耳周りをほぐします。指を動かすのではなく皮膚を動かすイメージです。
準備ができたらこちらの順番で、顔の内側から外側に向かってリンパを流していきます。
- 眉上から額の生え際へ押し上げこめかみへ
- 眉頭の下のくぼみから骨に沿ってこめかみへ
- 小鼻の横から頬骨に沿ってこめかみへ
- あご先からフェイスラインを通り耳下へ
耳周りに流し集めたリンパを耳下から首筋を通り鎖骨へ向かってさすり流します。
最後に再び、鎖骨リンパ節をほぐし流します。
簡単!血行促進マッサージ
血行促進ができる簡単なマッサージです。
-
- 目を閉じてこめかみから額に向かって引き上げるように人差し指、中指、薬指の指先を滑らせます。(8回)左右交互に体が傾かないようにおこないます。
- 指先を使って顔の内側から外側へ向かって、ポンポンとリズミカルにやさしく押さえます。口角から外側へ、小鼻の横から外側へと徐々に上に行きながら目の下まで行います。(4回)
- 左右の鎖骨の下を人差し指、中指、薬指を使ってクルクルと円を描くようにほぐします。(2回)
5分もかからずできるので、メイクの前にもおこなってみましょう。
美容医療できれいな肌に
肌トラブルをセルフケアで改善する場合、時間がかかってしまうものです。
より早く効果的に改善したい場合には、美容医療を受けるのも方法のひとつです。
美容医療には“最強の美白注射”と呼ばれる「白玉注射(シンデレラ注射)プレミアム」という治療方法があります。
その注射は、美白成分「グルタチオン」が主成分となり、強力な抗酸化作用やメラニン生成を抑制する作用があります。
さらに過剰な活性酸素を抑制し身体の酸化・老化を防ぐ効果もあるので、白玉のようなツヤと透明感のある肌へと導く、エイジングケアが期待できるのです。
《こんな方におすすめ!》
- 肌のくすみ、肝斑が気になる
- 顔も身体も美白ケアしたい
- 細胞の老化をなるべく防ぎたい
また、美白サプリなど経口摂取するものとは違い、血管内に直接有効成分を送り込むため、より高い効果を期待することができ、美白を求める女性から人気を集めています。
まとめ
肌をきれいにする方法は、日頃から正しいスキンケアを行い、質の高い睡眠、栄養バランスのとれた食生活、適度な運動など規則正しい生活習慣を送ることで、体の外側と内側から健やかな肌へと導くことができます。
さらに、より効果的に美肌つくりをするなら、美容成分が配合されたスキンケアアイテムを取り入れたり、美容医療を受けたりするのもひとつの方法です。
日頃の丁寧なケアや対策を継続して、肌トラブルに負けない健やかできれいな肌へと導いていきましょう。