ケミカルピーリングの施術の流れ

ニキビ跡と毛穴ケアにはケミカルピーリングが有効!その他の美容効果は?

ニキビ跡や毛穴ケアで行うケミカルピーリングは、美容皮膚科や美容クリニックで行う美容施術です。 では、エステティックサロン … 続きを読む ニキビ跡と毛穴ケアにはケミカルピーリングが有効!その他の美容効果は?

この記事は約12分で読み終わります。

ニキビ跡や毛穴ケアで行うケミカルピーリングは、美容皮膚科や美容クリニックで行う美容施術です。

では、エステティックサロンで行うピーリング施術や家庭でのスキンケアに用いるピーリング化粧品とはどう違うのでしょうか?

今回は、ケミカルピーリングの美容効果についてメリット&デメリットを交えて解説します

美容皮膚科医中島͡菓先生
  • この記事の監修者
  • 中島菓(なかじまこのみ)
  • 帝京大学医学部卒業後、都内大学病院にて臨床研修を終え、大手美容皮膚科にて美容皮膚科医として約2年勤務。現在は都内美容皮膚科クリニックにて美容皮膚科医続けながらフリーランス医師として、美しくなることで人生を豊かにできる、をモットーに様々な活動をしている。YouTubeでは最新美容医療や韓国コスメを男女問わずもっと身近に感じてもらえるような動画を作っている。美容雑誌VOCEの公式ブロガーVOCEST!としても活躍中。

目次

ケミカルピーリングは皮むけ(ピーリング)を促進する施術

ケミカルピーリングとは何か

ケミカルピーリングは、薬剤をお肌に塗布して皮むけ(ピーリング)を起こす施術になります。

ケミカルピーリングは90年代初頭よりエステティックサロンや美容外科で行われていました。

しかし、AHA(ヒドロキシ酸)などの強力な酸を使用したケミカルピーリングによる健康被害が、国民生活センターの全国消費生活情報ネットワーク・システムに、腫れや炎症などの危害例の相談が多数寄せられるようになりました。

厚生省としても早急な対応が必要となり、2000年6月には厚生省健康政策局医事課より「ケミカルピーリングは業として行われれば医業に該当する」と明言されました。

このことから、日本皮膚科学会ケミカルピーリングガイドラインには「ケミカルピーリングが、皮膚科診療技術を十分に修得した皮膚科専門医ないしそれと同等の技術・知識を有する医師の十分な管理下に行われるべき行為である」と記載されています。

ピーリング化粧品とエステサロンで行う化粧品を使用したピーリング施術

エステティックサロンは医療機関ではありませんので、施術に薬剤(医薬品)を使用することはできません

このためエステサロンで行うピーリング施術は、以下の通りです。

  • 化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)を使って肌表面の状態を整える
  • 化粧のりを良くする
  • 肌に透明感を持たせる
  • 肌をしっとりと整える

上記の目的でピーリング剤(化粧品)を用いますが、いずれにせよ安全性を確保しなければなりません。

家庭でスキンケアに使用するピーリング化粧品もエステサロンで使用するピーリング剤と基本的に同じです。

しかし、並行輸入のピーリング化粧品の中には高濃度の酸を使用したものもあり、個人差や肌質によっては腫れや炎症などの肌トラブルに繋がる可能性もあります。

ピーリング化粧品を使用するときは、美容部員(BA)やエステティシャンのアドバイスに従い、使用説明書をよく読み適量を守って使用しましょう。

皮むけ効果が高いクリニックで行うケミカルピーリング施術

クリニックで行うケミカルピーリングは薬剤を皮膚に塗布して皮膚の剥離(皮むけ・ピーリング)をおこない、角層を刺激して、皮膚のターンオーバーを促進させ、皮膚を整える施術になります。

前述のケミカルピーリングガイドラインでは、皮むけの度合い(剥離深度)によって、レベル1からレベル4まで4段階に分かれており、レベル1は皮膚の浅い角層での剥離(皮むけ)を誘発し、レベル2~4では数字が大きくなるほど剝離深度(皮むけの深さ)が深くなります。

皮むけ(剥離深度)の深さによって使用する薬剤と施術目的の違い

〇レベル1(最残層ピーリング)

角層までの浅い剥離(皮むけ)を目的としています。

グリコール酸、乳酸、ヒドロキシ酸(AHA)は、角層細胞の接着を弱め、サリチル酸は角質を軟化させ溶解します。

このことにより肌のターンオーバーが促進します。

また、AHAはケミカルピーリングに最も頻用される薬剤で、AHAはチロシナーゼ活性を抑制することにより、メラニン排出を誘導してシミ・くすみ改善の効果が期待できます。

レベル1では上記の低濃度の酸を使用します。

〇レベル2(残層ピーリング)

表皮顆粒層から基底層の間の剥離(皮むけ)を目的にピーリングを行います。

上記の薬剤の中濃度の酸を使用します。

〇レベル3(中間層ピーリング)

表皮と真皮乳頭層の中間層の剥離(皮むけ)を目的にピーリングを行います。

50%~70%グリコール酸、35%~50%トリクロロ酢酸(TCA)などを使用します。

このレベルは皮膚の深いところまで剥離します。

このことから表皮や真皮の細胞を破壊するので効果が高い反面、炎症や赤味、瘢痕形成(ニキビ跡)などの副作用の可能性もあり、現在の日本では光治療などの他の施術方法が選択される傾向にあります。

〇レベル4(深層ピーリング)

表皮と真皮乳頭層および綿状層までの深層の剥離(皮むけ)を目的にしています。

ベーカーゴードン液、フェノール(濃度88以上)などの強力な薬剤が使用されます。

こちらもレベル3と同じく副作用の懸念もあり美容目的の場合、他の施術方法が選択される傾向にあります。



ニキビ跡と毛穴ケアにはケミカルピーリング!皮むけによる美容効果

ケミカルピーリングはシミやニキビに有効

ケミカルピーリングは皮膚を剥離(皮むけ)させることで肌のターンオーバーを促進させて、さまざまな美容効果が期待できます。

中でも毛穴トラブル改善やニキビ跡に有効なのは広く知られており、ピーリング化粧品を使用されている方やエステサロンでピーリング施術を受けているかたも多いと思います。

ここではケミカルピーリングの美容効果について解説します。

ケミカルピーリングの皮むけによる施術効果

ケミカルピーリングは、皮膚を剥離(皮むけ)することで生じる効果を利用した治療法です。

その深さは上述のようにケミカルピーリングガイドラインでは4段階に分かれています。

皮膚のいろいろな再生機構が働き、新しい皮膚の再生が期待できます。

このことにより下記のような美容効果が期待できます。

〇シミ・くすみ

AHAなどのフルーツ酸はメラニン排出効果を高めるので、美白化粧品やピーリング化粧品に多く配合されています。

ケミカルピーリングは高濃度の酸も使用可能なため、シミやくすみである色素沈着に対して効果的な施術と言われています。

また、できてしまったシミにも効果的な治療方法です。

〇ニキビ・ニキビ跡

ニキビは、皮脂が毛穴に貯留することでニキビのもと(角栓)が形成されることから始まります。

炎症が生じますと、赤く痛みを持ったにきびや膿をもったニキビとなります。

浅い深さのピーリングにより毛穴を閉塞させている角質や面皰は排出され、つまった毛穴は開通されますので、ニキビは改善され、また、ニキビのできにくい皮膚の状態になります。

また膿をもった炎症性ニキビの場合にも、浅いケミカルピーリングにより排膿が促され治癒が促進されます。

凸凹が激しいクレーターのようなニキビ跡(あばた)の場合、ケミカルピーリングガイドラインでは十分な根拠がないとして推奨していません。

〇毛穴ケア

肌のターンオーバーを促進しながら毛穴つまりや毛穴ひらき、毛穴の凸凹などを少しずつ改善させ、肌表面の溜まった角質や汚れなどを落とすことで、毛穴ケアに有効な施術です。

〇鼻の黒ずみの改善

鼻先の黒ずみは溜まった角栓の酸化が原因と言われています。

ケミカルピーリングは、そうした角栓を、酸を使ってはがすことで、黒ずみの改善を図ることが期待出来ます。

毛穴ケアにはピーリング(皮むけ)が有効!ケミカルピーリング施術の流れ

ケミカルピーリングの施術の流れ

ニキビと毛穴トラブルは関連が深く、ニキビ跡を作らないためにもケミカルピーリングが有効です。

クリニックではケミカルピーリング単体の施術は珍しく、ケミカルピーリングの後にイオン導入や美容機器を使った毛穴洗浄を行うのが一般的です。

クリニックにおけるケミカルピーリング施術の流れ

①カウンセリング

医師が肌悩みを伺い、顔のニキビや毛穴の開き、黒ずみなどを診察してから、あなたにあった治療プランをご提案します。

②クレンジング

薬剤をお顔に塗布するため、施術前にメイクを落としていただきます。

通常メイク落とし、洗顔料、タオル等は各クリニックにて用意してあります。

③薬剤の塗布

薬剤をお肌に塗布し、古い角質や皮脂汚れを浮き上がらせます。

④洗顔で薬剤を洗い流す

洗顔にて薬剤を洗い流していただき、完了です。薬剤の種類と濃度(剥離深度)によりますがメイクをして、すぐ帰宅することも可能です。

⑤アフターケア

ケミカルピーリングの治療後は、表皮の角質剥離作用により、お肌の状態がデリケートになるため、乾燥対策(保湿)や紫外線対策(日焼け止め)が必要になります。

また、個人差もありますが、毛穴ケアなどは治療を継続することで徐々に効果が期待できます。

キレナビではニキビ跡や毛穴ケアに最適なケミカルピーリングのお得なクーポンが入手できます。
ケミカルピーリング/人気順の美容医療クーポン-キレナビ (kirei-c.com)

皮むけが心配?ケミカルピーリングのメリット&デメリット

ケミカルピーリングのメリットデメリット

ケミカルピーリングは剥離深度が深いほどリスクが高まります

これは深く皮むけを起こすことになるので、未成熟な新しい皮膚の露出度が高まり露出期間も長くなるのでダウンタイムが長引くことになるからです。

毛穴ケアやニキビケアなどでは、上で紹介したように深い剥離(皮むけ)はさほど必要ないので、ダウンタイムや副作用のリスクは少なくなります。

ケミカルピーリングのメリット

〇皮むけによる肌のターンオーバー促進に繋がる

新陳代謝によって古い細胞から新しい細胞へと入れ替わるため、総合的な美肌効果、エイジングケア効果が期待できます。

〇身体への負担が軽い

日常生活に支障をきたすことなく、一般的なレーザー治療の副作用のような、かさぶたが治癒するのを待つなどダウンタイムの必要がないため、比較的身体への負担が少ない施術になります。

〇他の施術を併用できる

ケミカルピーリングの後にイオン導入や美容マシンを使用した毛穴洗浄など、さまざまな併用施術が可能です。

〇施術料金が比較的安価である

顔全体のケミカルピーリング施術でも1回の料金は5千円から1万円前後であり、クリニック全体の施術やエステサロンの施術と比較しても低料金の施術になります。

ケミカルピーリングのデメリット

〇乾燥や紫外線でダメージを受ける

術後は、角質層のバリア機能は一時的に低下している状態になり、乾燥や紫外線のダメージを受けやすい状態になります。

ケミカルピーリング治療を受けた後は、医師や看護師の指示に従い、保湿などスキンケアをしっかり行い、外出する際は肌に優しい日焼け止めを使用して、しっかりUVケア(紫外線対策)を行ってください。

〇複数回施術する必要がある

個人差や施術目的にもよりますが、通常は2~4週間のインターバルで5回前後を目安に通院が必要となります。

毛穴トラブルの改善などは時間や手間がかかってしまう可能性があります。

〇効果が感じられない場合がある

ケミカルピーリングは、個人の肌質や状態によって、濃度や量などを調整して、複数回行うことで効果を実感することが出来る施術と言われています。

このため人によっては効果を感じられないケースもあります。

〇施術時の痛み

肌に薬剤を塗布するだけなので、基本的に痛みを伴うことはありませんが、肌表面に酸を塗るので、ヒリヒリとした違和感を覚えることがあります。

基本的に麻酔は使用しません。

〇ケミカルピーリングのダウンタイム

剥離深度によりますがダウンタイムはほとんど無いと言われています。

施術後は多少の赤みが生じる場合がありますが、2~3時間ほどで落ち着くはずです。

入浴やシャワー、メイクなどは当日から可能なので、クリニックの中でも比較的手軽な施術になります。

毛穴ケアでケミカルピーリングが受けられるのはクリニックだけ!

信頼できる美容クリニックでケミカルピーリングを受ける

毛穴ケアやニキビケをあなたは何処でおこなっていますか?

ニキビ予防や毛穴ケアは自宅でのスキンケアでも十分間に合うと思います。

しかし、毛穴開きやつまり毛穴などの毛穴トラブル、ニキビが出来てしまったり、ニキビ跡になってしまったりしたらセルフケアでの改善は困難です。

そこで、エステティックサロンや皮膚科や美容皮膚科などのクリニックを利用することになると思います。

ニキビケア&毛穴ケアにおけるエステサロンとクリニックの施術の違い

ニキビ治療の面皰圧出(専用アクネプッシャーを使用)、外用レチノイド、抗菌薬、イオウ製剤は保険治療が適用されますので、ニキビができてしまったら皮膚科を受診して医師の診断を仰ぎクリニックで治療するのが最善策です。

また、毛穴トラブルの場合、上で述べてきたように、高濃度の酸を使用したケミカルピーリングは医療行為になりますので、エステサロンでは行えずクリニックのみの施術になります。

さらに、クレーターのような肌の凸凹の激しいあばたなどは、ピーリングだけでは改善できずレーザ―を使った光治療や針を使ったメソセラピーが必要なケースも多く、針やレーザ―を使用するのは医療行為になりますのでエステサロンでは行えません。

最初からお肌の専門家である皮膚科医の診断を仰ぎ、クリニックで治療&施術を受けるトータルケアが受けられるのは美容皮膚科などのクリニックになる訳です。

キレナビでは、ケミカルピーリングとイオン導入の同時施術やレーザ―を使った光治療、水光注射などの先端治療など、あなたの症状にあった施術を紹介しています。

ケミカルピーリング/人気順の美容医療クーポン-キレナビ (kirei-c.com)

まとめ

意図的に皮むけを起こすことで、肌のターンオーバーを促進してお肌の状態を整えるのがケミカルピーリングの目的です。

エステサロンやピーリング化粧品より高濃度の酸を使用するクリニックのケミカルピーリングの方が、美容効果は高く、毛穴ケアにはおすすめです。

ニキビ跡改善や毛穴ケアはトータルケアが受けられるクリニックでの施術がベストかもしれません。

※参考文献
『美容皮膚科ハンドブック』編集者・古川福美、㈱メディカルビュー社、2010.06.10
『ケミカルピーリングこれが私のコツと技』編集者・古川福美,他、㈱南山堂、2005.07.15

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

キレナビではお得な情報をメルマガでも配信しています。
メールアドレスだけで登録いただけます。
この機会に是非お申込みをお願いします。


 

TagKeywordこの記事のタグ