オロナインはシミにいいの?消したいときにできる対策は?

家庭の常備薬としておなじみの「オロナイン」は、インターネット上でシミにいいという噂があります。確かに様々な皮膚のトラブル … 続きを読む オロナインはシミにいいの?消したいときにできる対策は?

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家庭の常備薬としておなじみの「オロナイン」は、インターネット上でシミにいいという噂があります。確かに様々な皮膚のトラブルを治してくれますが、本当にシミにもいいのでしょうか。噂になる理由と、実際のところを紹介します。

オロナインがシミにいいと噂になる理由

オロナインとは大塚製薬が販売する塗り薬で、「オロナインH軟膏」が正式名称です。1953年に販売されてから60年以上の歴史があります。

主成分は「クロスヘキシジングルコン酸塩液」で、歯周病の予防や医療用の消毒にも使われています。他にも止血剤としてラウロマクロゴール、保湿剤としてグリセリンやワセリンなどが配合されており、殺菌+止血+保湿の相乗効果で皮膚のトラブルを治す仕組みです。防腐剤やステロイドは含まれていません。

パッケージやWebサイトに記載されている使い道は、ニキビや吹き出物、軽いヤケド、傷、ひび割れ、しもやけ、あかぎれなどです。じゅくじゅくしていなければ水虫にも使えるようです。逆に湿疹や虫刺され、化粧下地には不向きとされています。

このようにオロナインはシミに使うのを推奨されているわけではなく、ハイドロキノンやトレチノインのようなシミにいいとされる成分が入っているわけでもありません。では、なぜシミにいいと噂になるのでしょうか。

オロナインがシミにいいと主張するブログやSNSでは、ニキビに使えるところに着目しているようです。ニキビになると周りの皮膚が炎症を起こし、シミのような赤み(炎症後紅斑)が一時的に残る場合があります。

オロナインを早くから塗り続けていれば、ニキビが治るにつれて赤みも薄れていくので、それがシミにもいいと思い込む理由になっているのかもしれません。

けれどもオロナインは、誤った使い方をすると腫れや発疹、かゆみなどが起こり、かえってシミを悪化させる恐れがあります。また、殺菌力によって皮膚に必要な常在菌まで破壊されると、バリア機能が衰え、より外部からのダメージを受けやすくなるでしょう。

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使い方は直接肌に塗るか、スキンケア化粧品に1~2滴混ぜるだけです。サンプルですから、お手頃価格で試せます。5包で10日分です。リピートには約2ヶ月分のボトルタイプもあります。

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日焼け後のシミ予防にはいい!?期待されるオロナインの使い方とは

ここまで説明したとおり、オロナインは既にできてしまったシミに使っても意味はありません。

ただし、「炎症後色素沈着」というシミの予防は期待できます。炎症後色素沈着とは、皮膚の炎症によってメラニンが過剰に作られて、蓄積した結果できるシミです。ターンオーバーが正常であれば次第に目立たなくなりますが、生活習慣の乱れや紫外線の影響などで残ってしまう場合もあります。そうなると自然には消えません。

炎症の原因がニキビや軽いやけど、傷によるものであれば、オロナインを塗って治せるかもしれません。日焼けして火照っているときも軽いやけどを起こしている状態ですから、同じようにオロナインを塗っておくといいでしょう。

このように炎症を早く鎮めておくと、悪化して炎症後色素沈着になるのを防げるはずです。さらにオロナインには保湿成分も含まれていますから、皮膚を保護して紫外線など外部からの刺激も軽減できるでしょう。

なお、同じ炎症でも湿疹や虫さされにオロナインは使えません。ヤケドも真皮まで達して水ぶくれを起こしていると、オロナインでは手に負えないため病院で治療を受けましょう。もちろん、まだ炎症になっていない状態で塗っても、腫れや発疹、かゆみを起こせば炎症後色素沈着の原因になります。

炎症後色素沈着の治療は皮膚にいい成分のイオン導入が中心です。他にもビタミンCの点滴や内服によってメラニンの生成を抑え、皮膚の再生を促す方法があります。レーザーを照射するのは同様に炎症を起こすリスクがあるため、急いで除去したい場合に限られます。

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消したいシミは美容皮膚科で

どうしても消したいシミがあるなら、オロナインを使うよりも、まずは美容皮膚科で診てもらうのが一番です。なぜなら一口に「シミ」といっても様々な種類があり、それぞれに治療方法も異なるからです。

どのシミなのか自分で判断するのは難しく、種類の違うシミが混在している場合もあります。シミだと思ったのが実は痣やガンだったというケースも少なくありません。当然、間違った治療をすると悪化する恐れがあるため、専門家の判断が必要です。市販の薬やシミ対策のコスメを使うにしても適切なものを選べるでしょう。

炎症後色素沈着以外には、以下のシミがあります。

・老人性色素斑

「日光黒子」とも呼ばれる褐色のシミで、30代以降から目立ち始めます。紫外線の浴び過ぎで過剰に生成されたメラニン色素が、新陳代謝の衰えで表皮にとどまるようになるのが主な原因です。「脂漏性角化症」といって、いぼ状に盛り上がる場合もあります。治療はレーザーの照射が中心で、わずか1~2回で簡単に除去できます。

・肝斑

目元や頬骨のあたりに左右対称の茶色いシミができます。原因は明らかにされていないものの、女性ホルモンの乱れや紫外線、皮膚の摩擦などがきっかけになっているようです。

他のシミよりも優先して治療が行われ、トラネキサム酸を服用したりイオン導入したりするのが基本です。逆にレーザーを照射するのは悪化する恐れがあるため、一部の医療機関でしか行われていません。

・そばかす

鼻を中心に、目の下から頬にかけて数mm程度の小さいシミが点在し、雀の卵の模様にも似ていることから「雀卵斑」とも呼ばれています。遺伝や体質に加えて、紫外線や女性ホルモンの影響も受け、最も目立つのが思春期の頃です。治療ではレーザーや、複数の波長を持つ「フォトフェイシャル」という特殊な光を当てます。

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まとめ

オロナインは皮膚の炎症や傷を治すのに役立ちますが、既にできてしまったシミは対象外です。ただし、皮膚トラブルを起こしてすぐに使い始めれば、炎症後色素沈着というシミの予防につながります。

シミは種類によって治療方法が異なり、自分で見分けるのは難しいものです。オロナインは確かにお手頃価格ですが、本気でシミを消したいなら診察を受けた上で対策を決めるといいでしょう。

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