「ニベアはシミに効く」はウソだった?なぜシミにおすすめだと言われるのか

万能クリームとして愛用者が多いニベア。高級フェイスクリームに含まれている成分とよく似ているとメディアに紹介されたことで、 … 続きを読む 「ニベアはシミに効く」はウソだった?なぜシミにおすすめだと言われるのか

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万能クリームとして愛用者が多いニベア。高級フェイスクリームに含まれている成分とよく似ているとメディアに紹介されたことで、しばらくブームになりましたよね。そんなニベアですが、「シミに効く」とSNS上で話題を集めています。プチプラなのにシミに効くのだとしたら、そんなにいい話はないですが、はたして噂は本当なのでしょうか?真相を検証していきましょう!

ニベアがシミに効くといわれる理由は保湿力

ご存じのように、ニベアは『美白化粧品』として販売されていません。その理由は、ニベアには厚生労働省が認めた美白有効成分が入っていないからです。

厚生労働省は、メラニンの生成を抑えて、シミやソバカスを防ぐ成分、もしくはそれと類似した働きをする成分を美白有効成分として認可しています。現在、その数は20種類以上ありますが、ニベアには美白有効成分のいずれも配合されていません。つまり、ニベアにはシミに直接作用する成分はなく、シミを薄くしたり、消したりする効果は期待できないということです。

しかし、ネットでニベアについて調べると、「シミが消えた」とか、「シミに効く」といった口コミがみられます。これらの口コミは、ウソなのでしょうか?

肌の乾燥はシミの原因になる

ニベアには、シミに直接的に働きかける成分は入っていません。しかし、ニベアの保湿力がシミに間接的に働きかける可能性はあります。

シミの直接的な原因はメラニンですが、肌の乾燥もシミの原因として挙げられます。特に加齢によってシミができてしまう原因は、肌の乾燥にあることが少なくありません。

肌はしっかりと潤った状態だと、バリア機能が正常に働くために紫外線などの影響を受けにくくなります。また、肌が潤っていると、肌のターンオーバーが正常に働くため、つくられたメラニンも排出されやすくなります。結果として、シミができにくくなるということでしょう。

ニベアは、美白有効成分は入っていないものの、保湿力が優れたクリームです。なので、ニベアを使って定期的にお手入れをしていれば、肌がしっかりと潤うので、肌のターンオーバーを高めることができると考えられます。肌のターンオーバーが活発になれば、新しい肌細胞がどんどんとつくられるため、メラニンが古い角質と共に剥がれやすくなることでしょう。

このようなことから、ニベアがシミの予防につながるとは否定できず、結果として「ニベアはシミに効く」という噂につながったと考えられます。

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ニベアがシミを悪化させるリスクも

その優れた保湿力ゆえに、シミに効くという噂もあるニベアですが、ニベアでシミ対策を行なおうとするのはおすすめできません。なぜなら、ニベアにはシミを悪化させるリスクもあるからです。

ニベアには油分が多い

ニベアは通常の基礎化粧品と違って油分が多いという特徴があります。通常の基礎化粧品は、肌に油分だけでなく水分を与えることも考えて開発されていることが多いため、油分以外の保湿成分も多く配合されています。

しかし、ニベアは圧倒的に油分の量が多いんです。そのため、保湿効果が高いといわれてはいるものの、実際には肌表面に油分による膜を張って、肌の水分が逃げないようにする効果が高いということ。ニベアそのものには、肌を潤わせるような成分は含まれていません。

ニベアによる保湿効果を得るためには、まずは化粧水などでしっかりと肌に水分を与えなければなりません。その後にニベアを塗ると、ニベアが水分を閉じ込めてくれるので、肌の潤いが続きます。

油分が多いゆえに、肌トラブルを起こすことも

ニベアは油分で肌表面に膜を張ってくれるので、肌の水分を外に逃がさない反面、外からの水分を肌に浸透させません。そのため、もしも洗顔後の肌にニベアが残っていると、その後に化粧水などで肌に水分を与えても、肌に浸透しにくくなります。

そうすると、肌に水分を与えているのに潤わないということが起こります。そのようなお手入れを繰り返していると、そのうち肌は透明感を失い、くすみにつながります。また、塗ったニベアが洗顔時にきちんと落ちないと、アクネ菌などが繁殖しやすくなるので、ニキビができやすくなります。

特に脂性肌の人は要注意

皮脂の分泌量が多い脂性肌の人は、ニベアでのケアを続けていると、ニキビができたり、ニキビが悪化したりすることが少なくありません。また、ニキビが悪化して炎症した肌が紫外線を浴びると、その部分がシミになる可能性があります。

さらに、脂性肌の人の場合は、ニベアを使うと余分な油分が肌に塗られることになります。余分な油分は日光に当たると酸化するため、シミの原因となることもあります。なので、脂性肌の人にはニベアを使ったスキンケアはおすすめできません。

ニベアを使うなら夜のみがおすすめ

ニベアは油分が多いので、乾燥肌の人でも、ニベアを使うのは夜のスキンケアのみにしましょう。ニベアを塗って外に出ると、紫外線の影響を受けやすくなりますから、かえってシミを増やす原因となることがあります。

このように、ニベアがシミに良いという声があるからといって、肌質や使うタイミングなどを考えずに使用していると、逆にシミを悪化させてしまう恐れがあります。ニベア自体には、シミを薄くしたり、消したりする効果はないので、過大評価せずに乾燥肌の保湿サポートとして、必要に応じて夜のお手入れ時に使用する程度にしましょう。

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シミのケアは美容皮膚科で

シミをきちんとケアしたいと思ったら、とりあえず「シミに効く」といわれているものを片っ端から試すのではなく、まずはシミの種類を見極めないといけません。シミによってケアの方法が違うので、間違ったケアをしてしまうとシミが悪化する恐れがあるからです。

シミの種類には、

・老人性色素斑

・雀卵斑(ソバカス)

・ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

・炎症後色素沈着

・肝斑

などがあります。

これらのシミは、ちょっと見ただけでは判断が付きにくいものです。自分のシミがどのタイプのものなのか、正確に診断してもらうためには皮膚科医の診断が必要です。

美容皮膚科では、シミの種類を診断し、そのシミに合った治療方法を提案してもらうことができます。本格的なシミケアを望んでいるなら、美容皮膚科に相談してみるのがおすすめです。

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まとめ

その保湿力の高さから「シミに効く」という噂があるニベアですが、ニベアそのものにはシミを薄くする作用はありません。肌の乾燥はシミの原因となるので、ニベアで保湿するというのは一理ありますが、肌質や使うタイミングによっては逆効果になることもあります。正しくシミをケアしたいなら、美容皮膚科で相談するのがおすすめです。

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